研究課題/領域番号 |
17K00215
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
永井 聖剛 立命館大学, 総合心理学部, 教授 (00415720)
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研究分担者 |
西崎 友規子 京都工芸繊維大学, 情報工学・人間科学系, 准教授 (60705945)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 認知運動システム / 高次認知情報処理 / 有効視野 / ジェンダー / 筋活動調整 / リハビリ・トレーニング / ストレス耐性 |
研究成果の概要 |
本研究では,知覚・認知が筋運動や身体状態に与える影響,筋運動や身体状態が知覚・認知および高次の社会的認知や思考に与える影響を明らかにすることを目的とした。知覚運動システムに関する対応について多様な検討を行い一部について,両者の関連が認められた。提示刺激のサイズが発揮握力に与える影響については比較的低次,シンプルな情報共有が知覚運動の両システムで行われているものと解釈された。また,仮想現実世界での温かさに関する情報提示が身体状態を変化させるとともに,高次の認知情報処理である帰属欲求を変容させるなど,身体運動・身体状態と知覚・認知情報処理との間の多様なレベルでの相互作用を示したものといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
知覚・認知情報処理と運動反応や筋運動との関係はほとんど検討した研究されておらず,その詳細は明らかになっていない。関連する研究として,運動および知覚・認知システムにおける情報共有:刺激-運動反応適合性に関してはサイモン効果 (Simon, 1969)のように空間次元を扱ったものが大半である。本研究では,知覚・認知と運動・身体状態について多様な検討を行った点が学術的に新規な点であると言える。また,筋活動の大きさを視覚刺激によって変調できることから,筋活動が低下した高齢者に対して,筋活動の低下を補うような補助やトレーニングに応用可能であり,社会的な意義を有する。
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