研究課題/領域番号 |
17K00248
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
伊藤 浩 日本大学, 生産工学部, 教授 (10514151)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 幾何学模様 / QRコード / ARマーカー / 情報秘匿 / 符号化 / 復号 / ペンローズ模様 / 情報源符号化 / 真正性証明 / 織布 / 繊維 / 著作権保護 / 真性性証明 / ドラゴン曲線 / こうもり曲線 / 画像 / アルゴリズム / 応用数学 / 暗号・認証等 / 情報システム |
研究成果の概要 |
本研究では、数学的に深く研究され、また、装飾的にも重要な二つの幾何学模様を取り上げ、これらの模様と情報を関連付ける手法を開発した。一つの模様はドラゴン曲線と呼ばれる線画である。この模様は一定の規則にしたがって区間ごとに左右どちらかに曲がることにより、竜のような形状を描きだすことができる。他の模様はペンローズ模様と呼ばれる空間充填模様である。この模様は、2種類のタイルを敷き詰めることによって平面に複雑な模様を生成することができる。さらに、開発した手法を織布の識別に応用し、織り方に不規則性を与えてこれを検出する手法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幾何学模様は古来より装飾を目的として建築や工芸品に利用されてきた。一方、QRコードのように、機械への情報伝達を目的とする幾何学模様が広く用いられている。今後は、ウェアラブルコンピュータや拡張現実技術の発達により、幾何学的なマーカーによるコンピュータへの指示、情報伝達がさらに重要になると考えられる。本研究の成果は、伝統的な幾何学模様を機械へのこのような情報伝達の手段として用いることを可能にするものである。また、織布の識別技術は衣料品の贋作防止に貢献できる。
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