研究課題/領域番号 |
17K00254
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 大阪電気通信大学 |
研究代表者 |
西 省吾 大阪電気通信大学, 情報通信工学部, 准教授 (70411478)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 低照度環境 / 視覚特性 / 画像再現 / 分光情報 / 夜間景観 / 輝度分布画像 / 画像の見えモデル / スマートフォン / スペクトルカメラ / スマートフォンカメラ / ハイダイナミックレンジイメージング / 網膜応答モデル / 分光強度分布 / 色変換行列 / 分光分布 / 分光計測 / 色再現 |
研究成果の概要 |
本課題では画像の見えモデルを利用して夜間景観画像を視覚特性に基づき再現することを目指した。また画像の見えモデルに高精度なシーン画像を与えることも高い忠実度再現に寄与すると考え,低照度環境下での分光情報獲得手法の構築についても取り組んだ。低照度環境下ではHDRイメージングが画像取得に関して適していると考えられる。視覚特性に基づく画像再現では従来手法の不具合を改善し,夜間景観に限定せずに多数のHDR画像に対して画像再現を行った。得られた画像はシーンの明るさごとに分類し主観評価実験を行い,良好な評価を得ることができた。実シーンに対しても高忠実度で夜間景観画像を再現することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低照度環境下での分光情報の獲得手法を確立すること,またダイナミックレンジの観点,ならびに照度レベルによる視覚系の応答特性の変化という生理的観点からも,従来の昼光環境下での計測と再現に比べ,困難な課題に取り組む点において意義があったと考えられる。本課題への取り組みにより夜間景観の形成・整備の一助となる手法を示したが,低照度環境下での色覚シミ ュレーションへの応用が可能であるため,薄明視や暗所視環境下における安全性シミュレーションへの応用も考えられる。また見えの予測モデルの構築により,オンライン商取引やデジタルア ーカイブ,遠隔医療などの実社会への貢献も期待できる。
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