研究課題/領域番号 |
17K00255
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 大阪電気通信大学 |
研究代表者 |
土居 元紀 大阪電気通信大学, 情報通信工学部, 准教授 (00304155)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 画像合成 / 皮膚 / 産毛 / 色素斑 / 皮膚画像合成 / 色素斑合成 / 質感再現 / 皮膚画像 / 色素分布 / 分光撮影 / マイクロスコープ / 産毛の散乱 / 皮膚の質感再現 / 画像 / 計測工学 |
研究成果の概要 |
本課題では,肌のきめが見えるレベルのフォトリアリスティックな皮膚画像の合成技術の確立を目指した.微細な特徴として,産毛と色素斑それぞれについて解析と合成を行った.産毛をマイクロスコープで観測し,その結果を基に産毛パターンを皮膚画像に合成した.その際,画像処理により皮溝の交点を求め,毛穴候補点としてその位置を始点として産毛が生えるように合成した.色素斑についてはDCGAN等ディープラーニングによる画像生成を応用して色素斑パターンを作成し,分光情報に基づき色素の吸収を考慮して皮膚画像に合成した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CGにより生成された人物画像に対する現実の人物との違和感は肌の質感が大きいと考えられる. 本研究により,肌のきめが見えるレベルの皮膚画像に対し,微細な産毛や色素の分布を考慮することで,皮膚の高質感画像生成が可能になったと考えられる. 本研究の成果は特にCGにおける質感付与に寄与できると考えられる.また,皮膚に関する医療分野での応用や化粧の効果のシミュレーションなどの産業分野での応用が期待される.
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