研究課題/領域番号 |
17K00281
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
斎藤 博人 東京電機大学, システムデザイン工学部, 准教授 (00328519)
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研究分担者 |
武川 直樹 東京電機大学, システムデザイン工学部, 教授 (20366397)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 話速変換 / 順番交替 / 遠隔コミュニケーション / 遅延 / 音声フィードバック / 笑い検出 / 字幕表示 / モーラ数計測 / 音声と映像の同期 / 遅延の最小化 / 音声・映像同期 |
研究成果の概要 |
話速変換を用いる会話において,被支援者がタイムラグを知覚しない映像と音声の処理手法を実現した.被支援者は,映像と音声とが同期するリップシンクが取れる会話インタフェースで会話が可能となった.また,ゆっくりとした発話の聴取の支援を必要としない「話し手」に対する支援機能として,話し手が,聞き手側のゆっくりとした発話の受聴内容を把握できるように,話し手の発話終了後に話し手自身にループバック音声(音声フィードバック)を適応的に再生するインタフェースの実装し,音声フィードバックの有効性を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遠隔ミーティングや遠隔授業等の利用機会が増加している現在,多人数が参加する会話場において,ゆっくりとした発話で聴取したい参加者もいることが想定される. 本研究成果は,聞き取りに支障のある弱者が他者との対等なコミュニケーションをとるためのインタフェース設計をした.これにより,これまで周囲とのコミュニケーションが遠慮がちで孤独感を持っている人でも,会話の場に加わることができ,例えば高齢者の生活の質の向上や,非母語の学習者の言語の能力向上につながる.本研究成果は,人間同士のコミュニケーションの多様な場に応用が可能である.
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