研究課題/領域番号 |
17K00289
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 松江工業高等専門学校 |
研究代表者 |
田邊 喜一 松江工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (20413825)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 周辺情報 / 視覚的注意 / 変化の見落とし / 瞬目 / インタフェース / 情報提示 / 視覚情報処理 |
研究成果の概要 |
人の注意特性である変化の見落とし現象(CB現象)を利用して,PC画面に配置されるメール着信などの様々な周辺情報を,ユーザの主作業に対する集中度が低下しているときに,通知する手法を考案した。提案手法では,ユーザが瞬目により目を閉じているときに,周辺情報を通知することにより,人の注意状態に応じて,自然に通知を検出できる点に特徴がある。 本研究課題では、「非検出型」,「偶然検出型」,「要求検出型」,「強制検知型」の4種類の通知法を設定し,それぞれの通知方式の実現可能性について,実際的な場面を模擬した実験に基づき検証した。その結果,「要求検出型」以外の通知方法については実現可能性の見通しが得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
各種情報機器の表示装置には,メール着信などの多種多様な周辺情報が任意のタイミングで通知されることが多い。ユーザが主作業に集中している場合,このような通知は主作業に割り込み,作業効率を著しく低下させてしまう。 本研究課題は,ユーザが主作業に対する集中度が低下しているときに,周辺情報を通知することにより,ユーザの主作業を阻害せず,自然にその通知に気づくような通知方式を提供する。提案方式は,周辺情報の重要度や緊急性,また,ユーザの周辺情報取得に対する要求度を考慮した4種類の通知方式を実現することにより,極めて柔軟な情報提示システムを実現する。
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