研究課題/領域番号 |
17K00314
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
大原 剛三 青山学院大学, 理工学部, 教授 (30294127)
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研究分担者 |
斉藤 和巳 神奈川大学, 理学部, 教授 (80379544)
木村 昌弘 龍谷大学, 理工学部, 教授 (10396153)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | クリティカルリンク / 複雑ネットワーク / 社会ネットワーク分析 / 道路ネットワーク / 中心性指標 / 知識発見 |
研究成果の概要 |
本研究では,インターネット上の社会ネットワークを流れる情報,実世界の道路網を移動する人・車などの大規模ネットワーク上を移動する対象を情報,その流れを情報フローとし,欠損時にその情報フローを大きく阻害するクリティカルリンクを正確,効率的に発見する手法を実現した.具体的は,リンクが不変である静的ネットワークにおけるクリティカルリンク,および災害時の道路寸断のように確率的にリンク切断が生じ得る不確実ネットワークの下でのクリティカルリンクを効率的に同定できる手法を実現した.加えて,これらの手法の実現過程で得られた知見に基づき,従来の媒介中心性指標などを効率的かつ精度よく推定する近似計算手法を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で導入した,道路ネットワークなどの空間ネットワークを対象とし,その中の避難施設などに相当する特定ノードへの可到達ノード数に基づいた重要性指標は,空間ネットワークを対象とした新たなグループ中心性指標とも位置付けることができ,グラフ理論やネットワーク分析などの学術分野における意義は大きい.また,提案手法では,通行できなくなると,一定時間内に最寄りの避難施設に避難できなくなる住民数が大幅に増える道路など,現実問題に即した重要なリンクを同定することができ,その意味で,社会に与える影響も大きいと考えられる.
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