研究課題/領域番号 |
17K00330
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトコンピューティング
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研究機関 | 青森大学 (2018-2019) 北海道大学 (2017) |
研究代表者 |
黒田 茂 青森大学, ソフトウェア情報学部, 准教授 (90431303)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 初期神経系 / 生物運動 / 数理モデル / 画像解析 / 進化 / 動画解析 / 動画像解析 |
研究成果の概要 |
多細胞生物は上皮細胞シートのみからなる無神経生物から、上皮ー神経系からなる体制へ進化したと言われている。このような進化はなぜ・何の為に起こったのか? 初期神経系の起源の問題に、個体における動く仕組みの進化の観点からアプローチした。実験的観察から着想を得て、上皮系、上皮ー神経系の数理モデリングを行い、小数の神経細胞の出現が上皮系の移動能力に大きな変化をもたらす可能性があることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代神経科学は、すでに高度に組織化され成熟した神経系をもつ動物を用いて、そのすばらしい機能を明らかにすることを注力している。これに対して本申請研究では、以下4点に独創性がある。(1) 神経系の特定部分の機能を問う従来の問題設定とは異なり、神経系の存在そのものの機能を問う点、 (2) 運動性能の評価に着目する点、(3) 神経系の誕生という進化上の分岐点の直前直後に位置する生物を比較する点。(4)これらを、単に言葉で述べるのではなく、数理モデルの構築によって検証可能な形で行う点。一方、これらの成果は、脳科学へのフィードバックが大いに期待できる。
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