研究課題/領域番号 |
17K00374
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
野本 弘平 山形大学, 大学院理工学研究科, 教授 (60456267)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 生態学的 / 主体 / 環境 / 相互作用 / 街 / 魅力 / 感性価値 / 創発 / 生態学的視点 / 視線計測 / 注意配分 / 視線 / イメージ / 生態学 / アフォーダンス |
研究成果の概要 |
生態学的心理学によれば,主体の行動は主体と環境との間の相互作用の結果として決まる.本研究ではこの考え方に基づき,人が街で目を向ける対象や街が人を惹きつけるものは,その人(主体)とその街(環境)との間の相互作用の結果として決まるものと考える. 街に長く住んでいる人とその街を初めて訪れた人とが持つ街のイメージを,テキスト解析により客観的かつ定量的に表現した.日本人と外国人とが日本の伝統的な商店街を歩き,彼らの視行動を視線計測装置により記録した.3次元空間における注視点分布と彼らの目を惹いた対象を日本人と外国人との間で比較した.駅前の景色の色彩分布を分析し,人々の注意や印象へのその影響を検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「魅力のある街」とは,単に魅力があるだけではなく,その魅力を人々に感じさせる要素や構造を持っている,ということが本研究の仮説である.そして,その要素や構造を明らかにすることにより,街の魅力に人々の目を向けさせ,興味を持たせることが可能となる.このことは,生態学的見地から主体と環境とのインタラクションを具体的な対象について検討するという意味で学術的に意義のあることであり,かつ,コロナ禍が過ぎれば再び重要になる観光産業の新しい方法論ともなり得る.
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