研究課題/領域番号 |
17K00377
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
徳永 留美 千葉大学, 大学院国際学術研究院, 准教授 (80573914)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 色恒常性 / 色知覚構造 / エレメンタリーカラーネーミング / 周辺環境 / 色の見えのモード / 照明の認識 / 色恒常性等価知覚 / 色の見えモード / カラーネーミング |
研究成果の概要 |
色恒常性とは照明により物理的にシフトした物体表面の色を、人の視覚系が視覚情報処理の過程において差し引くことができ、結果として物体の色が恒常的に見える現象である。本研究では、6色の照明光色と11色のテスト色票、異なる3つの周辺視覚条件を設定し、観察者の色の見えの心理物理実験を実施し、各周辺視覚条件に対する色知覚構造を求めた。周辺視覚条件が異なると色知覚構造における領域が異なり、物体表面の知覚と照明の認識との関係について検討可能なことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はヒトの色恒常性について検討するものである。実験では実物の色票、照明を設定し、それらが異なる視覚情報の周辺環境おかれた場合の色知覚を心理物理学手法により求めた。実験結果は色知覚構造として3次元座標にプロットした。周辺環境が異なると色知覚は異なるが、色知覚構造における領域の大きさ、形に変化があることが示された。このことから、人の照明の認識と物体表面の色知覚の関係性について検討手法を提案できることが示唆される。
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