研究課題/領域番号 |
17K00378
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
金井 博幸 信州大学, 学術研究院繊維学系, 准教授 (60362109)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 運動効果促進ウェア / 酸素摂取量 / 筋電図 / トレッドミル歩行 / ベース用編物の仕様設計 / 低伸縮性テープ状編物の積層パターン設計 / ベース用編物 / 低伸縮性テープ状編物 / 低伸縮性テープ状編物の積層設計 / 筋電図計測 / RMS解析 / タテ編み組織 / ヨコ編み組織 / 力学特性試験 / 水分移動特性試験 / 熱移動特性試験 / 感性計測評価 |
研究成果の概要 |
我々は、これまでに生活習慣病の誘因となる肥満症の予防・改善に資すると期待される「運動効果を促進するウェア」の開発に取り組んできた。この運動効果を促進するウェアは、大別してベース用編物と低伸縮性テープ状編物で構成される。 本研究では、この運動効果促進ウェアの実効性を担保することを目標に、温熱快適性に関わる熱と水分の移動性能を高めるベース用編物の仕様、および動作適応性を改善するための低伸縮性テープ状編物の積層パターンについて考慮した試作を行った。さらに、試作ウェアを着用し、筋電図と酸素摂取量の計測を行って、運動促進効果の評価を実施し、これらの有効性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は、これまでに生活習慣病の誘因となる肥満症の予防・改善を目指して「運動効果を促進するウェア」の開発に取り組んできた(特許第6156834号)。このウェアが真に実効性を担保するためには、着用者が継続して着用できる快適性を備えていることが必要である。本研究では一般的な肌着と同等の熱・水分の移動性能を備えること、並びに低伸縮性テープ状編物の使用面積を1/6程度に抑えることで、ウェアの着用快適性の改善に取り組んだ。本研究で提案する運動効果促進ウェアが、我が国の第4次国民健康づくり対策の中で指摘されている「科学技術の進歩を踏まえた効果的なアプローチ」の一つとなり得ることが本研究の社会的意義である。
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