研究課題/領域番号 |
17K00388
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 中央大学 (2019) 芝浦工業大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
大倉 典子 中央大学, 理工学研究所, 客員研究員 (00317364)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | かわいい / 感性価値 / 国際的多様性 / 数学モデル / 心拍 / 脳波 / 視線 / モデル / 深層学習 / わくわく感 / 癒し系 / 視線追跡 / 感性インタフェース |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、「かわいい」感の国際間の共通性と差異の明確化である。我々はこれまでおもに日本人を対象に、視覚・触覚・聴覚のマルチモーダルな側面から、人工物の物理属性から生じる「かわいい」感を系統的に解析し、その結果から「かわいい」人工物の定量的構成法を導出した。本研究は、これまでの研究の方法および成果に基づき、色や見た目の質感等の視覚的物理属性に対象を絞り、「かわいい」感の国際的多様性に焦点を当てた。そして日本人および外国人を対象とし、「わくわく系」と「癒し系」の分類を考慮した「かわいい」感の数学モデルを構築した。モデルの構築には、生体信号として心拍や視線情報も利用した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「かわいい」という感性価値は、従来おもに女性のみの価値として軽視されがちであったが、昨今は若者を中心に性別によらない価値へ、さらに国際的な価値へと変貌しつつあることから、その世界的市場価値としてのポテンシャルは極めて高く、今後益々高くなることが予想される。 そこで本研究は、学術的な独創性のみならず、その成果が感性価値の高い人工物の設計・製造に直接役立つことから、日本のものつくり産業の活性化に大いに貢献するものと考える。
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