研究課題/領域番号 |
17K00409
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生命・健康・医療情報学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
湯井 敏文 宮崎大学, 工学部, 教授 (50230610)
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研究分担者 |
宇都 卓也 宮崎大学, キャリアマネジメント推進機構, 助教 (60749084)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | セルロース / キチン / セルラーゼ / キチナーゼ / ドッキングシミュレーション / 分子シミュレーション / 糖結合モジュール(CBM) / 糖結合モジュール / 操舵分子動力学法 / 糖鎖基質認識 / 糖結合モジュールタンパク質 |
研究成果の概要 |
物や微生物の細胞壁、甲殻類の外殻等を形成するセルロースやキチンは、地球上で最も大量に生産されるバイオマス資源である。本研究は、これらバイオマス資源に特異的に結合する糖結合モジュール(CBM)タンパク質を対象として、分子シミュレーション手段によりCBMによる糖鎖基質認識を分子の視点で解明することを目的とした。これより、CBMが結晶性基質表面の特定の部位に結合する結合特異性やオリゴ糖鎖が示す結合挙動を再現することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
セルラーゼによる不溶性セルロース基質の酵素分解は、Michaelis-Mente理論モデルが適用できない不均一系の反応であり、酵素反応速度論的に多くの点で不明である。CBMによる基質認識が酵素反応の律速段階であるならば、本研究成果が、新たな酵素反応速度理論の構築に貢献する点できわめて学術性が高い。応用面からの社会的な意義として、セルロースに代表されるバイオマス資源を有効利用するうえでCBMに対する理解は、高効率酵素的分解技術を改良・向上させるための基盤知識を提供しうる。
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