研究課題/領域番号 |
17K00420
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生命・健康・医療情報学
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研究機関 | 大阪電気通信大学 |
研究代表者 |
渡邊 郁 大阪電気通信大学, 総合情報学部, 教授 (50298832)
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研究分担者 |
大西 克彦 大阪電気通信大学, 総合情報学部, 准教授 (20359855)
陳 延偉 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (60236841)
埜中 正博 関西医科大学, 医学部, 教授 (90577462)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ブレインシフト / 脳DICOM / 患者データベース / 特徴点抽出 / 特徴点マッピング / DICOM / 変形シミュレーション / 可視化 / Unity / 正規化 / データベース / リアルタイム計算 |
研究成果の概要 |
本研究では、術前・術後のDICOM脳の濃度分布マッチングより、それらの位置姿勢合わせを高精度化した。また、それらのセグメンテーション(悪性腫瘍や血管群の抽出)に成功した。さらに、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)アルゴリズムより、術前術後DICOM脳における特徴点マッピングを実施した。これにより、ブレインシフトの発生部位、および粘性・弾性・剛性・塑性などの物理パラメータが推定できた。最後に、患者のデータセットの取得が進んだので、患者のデータベースのプロトタイプが作成された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、術前や術後(術中MRIが導入されれば術中)のDICOMを正規化し、それらのDICOM脳の濃淡値から粘性・弾性・剛性・塑性などのパラメータを探索し、症例・年齢・性別などを軸としたブレインシフトデータベースを作成することである。この研究を進めると、患者のデータセット(術前・術後DICOM脳ペア)の取得が進めば進むほど、より高精度なブレインシフトが事前に患者の症例・年齢・性別から推定できる。これより、手術中のブレインシフトが予め術前に予測でき、それを考慮した手術計画が立てられることから、より安全で確実な悪性腫瘍の摘出手術が遂行できる。
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