研究課題/領域番号 |
17K00436
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ウェブ情報学・サービス情報学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
古川 宏 筑波大学, システム情報系, 准教授 (90311597)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 歩行者ナビゲーション / 高度道路交通システム / 状況適応 / 高齢者 / 減災 / ユーザインタフェース |
研究成果の概要 |
利用者の迷い・不安を軽減する歩行者ナビの実現に向け、“ランドマークの見つけやすさ”の定量的評価に基づく経路探索法を開発している。本研究では、この実用化への2課題として、環境変化に伴うモデル追加の困難さ、個人差への対応の困難さを対象とした。前者に対し、新規モデルの容易かつ迅速な追加を可能とするため、ランドマークに対する人の視認特性を組み込んだモデル構築手法を開発した。後者については、身体的・心的負荷に関する情報を利用者から取得することで、各個人に応じたモデル調整を行う手法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本プロジェクトでは、 “迷い”や“不安”という心的状態を取り上げ、利用者のQOLの向上に寄与する技術の開発を目指している。本研究の主な特徴は2点である。サービスの持続的運用を可能とするため、更新地図データにより新たなコストモデルの半自動的構築を可能としている。また、各利用者の特性・要求に特化したサービスの実現を可能とするため、年齢や身体的・心的な要因の違い、安心感の違いを積極的に考慮に入れる機構としている。提案する利用者の迷い・不安を軽減する技術は、災害時のようなパニックになりやすい状況において、歩行者ナビシステムを用いた誘導により被災者の迅速な避難への応用も期待できる。
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