研究課題/領域番号 |
17K00448
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
芳鐘 冬樹 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (30353428)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 図書館情報学 / 情報図書館学 / 引用分析 / 科学社会学 / 科学計量学 / 計量情報学 / 計量書誌学 / ネットワーク分析 |
研究成果の概要 |
本研究では,特許の引用元論文の分野の調査を通して,引用元論文を同定する際の問題点を洗い出しつつ,サイエンスリンケージにおける分野の対応を明らかにした。 出願番号や公開番号で参照される特許引用文献とは異なり,非特許引用文献は,しばしば書誌記述が不統一・不完全であり,そのため,書誌同定できず,キーワードや分類を調べられないケースが多かった。 生活必需品,化学;冶金,電気分野の特許では,引用元論文の分野数がそれぞれ60を超えており,幅広い分野から論文を引用していることが分かった。ただし,電気分野の特許では,ジニ係数が高く,特定の分野からの引用が偏って多かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
短期的に利益を上げるというより,長期的視野のもとで研究開発を活性化させるための示唆(学術研究の技術革新への影響に関する,研究機関・国の科学技術政策への示唆)が得られると期待できる。 また,サイエンスリンケージ(特許と学術論文の引用関係)の分野横断性と,廃れが遅い論文・特許との関係について,分野ごとの傾向を明らかにすることで,潜在的に需要のある既存の知識・技術の発見と,その分野横断的な利用の促進に資する知見が得られると期待できる。
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