研究課題/領域番号 |
17K00450
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
松村 敦 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (40334073)
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研究分担者 |
宇陀 則彦 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (50261813)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | トレーシング / ブラウジング / 情報探索 / 情報推薦 / 経路提示 / メタ認知 / 検索履歴 / セレンディピティ / 情報探索・検索 / 探索履歴 / 探索経路 / 主題情報 / 位置情報 / 図書館利用教育 / 意外性 / 経路情報 / 探索行動 / 図書館 / 情報検索 / 論理的思考 / 場所情報 / ビーコン / 分類 / 振り返り / 検索結果の把握 / 主題 / 情報検索支援 / 図書館空間把握 / 利用者教育 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,リアル・オンラインの情報アクセスにおいて,膨大な知識・情報の把握を支援する環境の構築である. リアル空間では,多様な分類の図書を図書館内で指定した経路をたどって収集してもらうトレーシングを考案した.これによって,利用者の資料選択の幅を広げ,図書館の知識・情報の把握を支援できるようになった.一方,オンライン空間では,探索経路の可視化や検索結果の自主的整理によるメタ認知を促す支援を実現した. リアル・オンラインの融合では,滞在・経路情報から書棚を推薦する環境,探索経路を提示する環境の構築を行い,双方の切り替えによる知識・情報の把握を支援する環境の構築を実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
トレーシングという手法を開発し,これによって図書館の空間に埋め込まれた知識・情報の把握や,新しい興味の発見を促すことを示した点,オンラインの探索経路や履歴を振り返ることでメタ認知を促すことができた点,これらの融合による,リアル・オンライン空間の知識・情報の把握を実現できる環境の実現可能性を示した点に本研究の学術的な意義がある. また,これらの成果は,図書館に不慣れな利用者の利用教育に資するアプローチとして利用可能であり,さらに学校図書館,公共図書館,大学図書館など館種を選ばずに応用可能であるという点で,社会的な意義は高い.
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