研究課題/領域番号 |
17K00466
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
立見 みどり 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 特定課題研究員 (00794108)
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研究分担者 |
宮田 玲 名古屋大学, 工学研究科, 助教 (70804300)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | やさしい日本語 / やさしい英語 / 文化財の紹介 / 観光コミュニケーション / 日本語の平易化 / 平易化テキストの自動翻訳 / 自然言語生成 / 執筆支援システム / 地域情報化 / ボランティア翻訳 / 多言語自動翻訳 |
研究成果の概要 |
文化財説明文をやさしい日本語と英語で提供する方法を提案した。基礎的研究としては、既存の文化財紹介文を収集して、情報の種類、語彙、文構造、文法要素などの特徴を分析し、文化財を訪れる人へのアンケートを通じて文化財説明文に対する読み手のニーズを調べた。その後、文化財説明文を平易化するステップとして、構文的平易化と語彙的平易化に分けて定式化した。語彙については翻訳ストラテジーを用いた説明的平易化の手法を開発した。これらに基づき、平易化支援システムを設計・実装した。また、平易化した日本語からの自動英訳の品質を評価し、人の読みやすさを目指した平易化が自動翻訳の品質向上にも貢献する可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語の平易化については、主に社会言語学や自然言語処理の分野で研究が進められてきたが、その対象は一般語の言い換えや構文の書き換えが中心であった。本研究では、専門的な文章における平易化の可能性を検討した点、また翻訳理論を援用して内容にまで踏み込んだ説明的な言い換えを検討して平易化ステップの全体像を明らかにした点で、既存研究の射程を広げるものである。また、自動翻訳の原文としての「やさしい日本語」の有効性を定量的・定性的に評価した点が新しい。 学術的研究で得た知見は、だれでも使えるウェブベースの平易化支援ツールの開発に生かされている。ツールが実用化されれば、文化財に関する情報発信の拡大が期待できる。
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