研究課題/領域番号 |
17K00488
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
学習支援システム
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
中川 祐治 愛媛大学, データサイエンスセンター, 教授 (20227755)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | e-ラーニング / 受講者観察システム / 機械学習 / ニューラルネットワーク / e-ラーニング / モバイル端末 |
研究成果の概要 |
学習者が文章を読む際に発生する眼球運動の一種であるSaccadeに着目したところ、学習に集中している時はSaccadeが観測され、集中度が低下するとSaccadeが観測されないという事実を2003年に確認した。そこで、学習時のSaccadeの有無により学習への集中度を測定する『受講者観察システム』の実用化研究を行ってきた。 これまでに開発したシステムでは、画像処理により黒目中心座標の検出を行っていたが計算量が大きくなる。そこで、機械学習による黒目中心検出手法を検討し、U-Netを利用したセマンティックセグメンテーションによる黒目領域推定手法を構築し、期待する性能を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年e-ラーニングによる遠隔教育が教育機関や企業など各方面で用いられている。このような学習形態では、受講者はコンテンツに一方的にアクセスすることになり、学習効果を上げるには一定の集中度を保持しなければならない。そこで、受講者の学習への集中度を把握するために、眼球運動であるSaccadeの検出による『受講者観察システム』を提案し開発を行なってきた。受講者観察システムは学習者の集中度が落ちてきた時にアラートを発することができ、休憩を促したり学習を停止させることができる。このアウトプットを用いることで将来的には学習コンテンツ自体を制御することが可能となり、家庭教師のようなシステムの開発へとつながる。
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