研究課題/領域番号 |
17K00496
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
学習支援システム
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
嶌田 聡 日本大学, 工学部, 教授 (90713123)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 技能伝承 / 経験学習, / ソーシャルネットワークサービス / オープンラーニング / 計画的行動理論 / 経験学習 / 集合知 / eラーニング / 登山 |
研究成果の概要 |
遭難事故になりかねない他者のヒヤリハット体験記事を閲覧する疑似体験からの経験学習を支援する方法を提案し,一般登山者がオープンラーニングにより実践的な知識を主体的に学べることを検証した. 提案方法では,他者の体験を分析して知識を導出する過程を初級者でも実施できるように,分析の着眼点を明示した分析表を導入している.分析表は,リスク回避の経験がある登山者への調査結果の統計分析からリスク対策行動モデルを生成し,その行動モデルに基づいて設計した.提案方法を実装した学びサイトを運用し,登山者50人により96件の学習レポートが作成された.レポートの質的分析を行い,主体的な学びを支援できていることを検証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
オープンラーニングによる学びの事例として専門家が解説する講義ビデオを共有するMOOCなどがあるが,これらは体系化された知識の伝達型の学習が中心である.本研究では課題探求型の学習に対してもオープンラーニングにより,実践的な知識やその活用方法の獲得と創造を持続的に展開できる知識創造が実現できることを示した.オープンラーニングの分野で新たな学習形態を創出したと言える. また,ヒヤリハット体験データベース,およびそれを活用した学習の結果として創出された登山のナレッジベースは登山者にとって価値の高いコンテンツであり,インターネットで無償公開し,社会に貢献する.
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