研究課題/領域番号 |
17K00517
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
藤原 健智 静岡大学, 創造科学技術大学院, 教授 (80209121)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 硝化 / 窒素サイクル / 土壌 / 微生物 / 従属栄養性硝化 / POD / 子嚢菌 / 従属栄養硝化 / 細菌 / 土壌微生物 / 窒素循環 / 環境動態 |
研究成果の概要 |
ピルビン酸オキシム酸素添加酵素(POD)は従属栄養性微生物による硝化作用の中核を担う酵素である。設計したPOD遺伝子特異的プライマーを用い、様々な地点から採取した土壌DNAを鋳型としてPCR増幅を行った結果、得られた産物はすべて子嚢菌門の真核微生物であるBeauveria bassiana由来のPOD遺伝子であった。さらに組み換え体の作成や単離株を用いた培養実験を行うことにより、特に森林等の酸性土壌で活性が高いとされている従属栄養性硝化に、子嚢菌、特にB. bassianaが大きく関与している可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
降水量が多く森林に富む日本は、酸性土壌に広く覆われている。酸性土壌における硝化作用は従属栄養性の微生物の寄与が大きいことが知られている。ところが独立栄養性硝化の分子機構や微生物生態がよく理解されているのに対して、従属栄養性硝化に関してはほとんど不明なまま残されている。本研究によって、従属栄養性硝化微生物に関する生態学的な評価や生化学的分析が可能となった。
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