研究課題/領域番号 |
17K00531
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 国立研究開発法人国立環境研究所 |
研究代表者 |
内山 明博 国立研究開発法人国立環境研究所, 地球環境研究センター, 特別研究員 (50354460)
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研究分担者 |
小林 拓 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (20313786)
松永 恒雄 国立研究開発法人国立環境研究所, 衛星観測センター, 研究センター長 (70302966)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | エアロゾル / エアロゾルの月光観測 / 月の反射率 / 環境計測 / 気候監視 / 極域監視 / リモートセンシング |
研究成果の概要 |
放射計を利用したエアロゾル特性の測定では大部分が日中の測定から得られている。このため夜間のエアロゾル特性のデータが限られている。月を光源にしてエアロゾルの光学的厚さと可降水量を推定できるように既存のスカイラジオメーターの改造を行った。これらの測定には月の反射率のデータが必要であるが、太陽と月に対してLangley法を適用し、正確に反射率を決定し、従来のモデルの補正法を示した。測定の妥当性を示すため、連続観測を行い、独立したデータと比較して、夜間も昼間と同程度の精度で測定できていることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発した放射計を用いて今まで情報がほとんど無かった夜間のエアロゾルの光学的厚さを満月±10日の間測定できるようになった。これにより昼夜連続したエアロゾルの動態解析が進展する。更に、月の正確な反射率が決定できたことにより、衛星搭載の可視・近赤外域センサーの校正に月を利用することで校正精度を上げることが可能となった。校正精度が上がることで衛星プロダクトの精度が上がり、より正確な情報が衛星から得られる。
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