研究課題/領域番号 |
17K00558
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 徳島文理大学 |
研究代表者 |
喜納 克仁 徳島文理大学, 理工学部, 准教授 (70360534)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 損傷 / グアニン酸化損傷 / 酸化 / 点突然変異 / グアニン |
研究成果の概要 |
酸化条件において、G→T点突然変異やG→C点突然変異が観測されているが、グアニン酸化損傷である8オキソグアニンではG→C点突然変異を説明できない。申請者はオキサゾロンがG→C点突然変異を説明できるグアニン酸化損傷であると報告したが、オキサゾロンは徐々に分解することが最近明らかとなった。 そこで本研究では、申請者が発見した新規グアニン酸化損傷Xについて、構造決定および突然変異能、修復反応を調べる。本研究により、Xが8オキソグアニンに匹敵する突然変異源になり得るかの可能性を探る。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
8oxoGはG→T点突然変異を引き起こすが、酸化条件で誘発されるG→C点突然変異をひきおこさないため、必ずやXによる突然変異機構の解明が、酸化による突然変異と8oxoGによる突然変異とのギャップを埋めることになると考えている。さらに、G→T点突然変異やG→C点突然変異が、がん遺伝子であるK-ras遺伝子やがん抑制遺伝子であるp53遺伝子でみられているように、Xに関する基礎的研究は、多段階突然変異による癌の生成機構の一端を解明できる波及効果を生むであろう。
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