研究課題/領域番号 |
17K00577
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境影響評価
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
櫻井 健一 千葉大学, 予防医学センター, 准教授 (80323434)
|
研究分担者 |
江口 哲史 千葉大学, 予防医学センター, 助教 (70595826)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 腸内細菌叢 / 肥満 / 小児 / DOHaD説 / 環境化学物質 / 環境影響評価 |
研究成果の概要 |
出生コホート研究において妊娠中の母体腸内細菌叢が母体および胎児の肥満関連因子および糖代謝関連因子に与える影響を検討した。妊娠中の母体腸内細菌叢は前期と後期の間で顕著や相違を認めなかった。母体腸内細菌叢の多様性あるいは特定の門や属の占有率と妊娠中の母体糖代謝および胎児の発育・血中アディポカイン濃度との間に相関を認めた。母体の腸内細菌叢が自身のみならず胎児の肥満関連因子に影響を与える可能性が示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
妊娠中の母体腸内細菌叢が胎児の肥満関連因子に与える影響について知見を追加することができた。DOHaD学説では妊娠中の母体栄養状態や環境汚染物質曝露による児への影響が成長後にも続くことが示されている。本研究では腸内細菌叢も要因の一つとなりうることを示すことができた。プロバイオティクスなど腸内細菌叢への介入も含めて次世代の健康を守る取り組みへの一助となると思われる。
|