研究課題/領域番号 |
17K00578
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境影響評価
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
濱崎 活幸 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (90377078)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 環境影響評価 / 生物多様性 / 資源保全 / 個体群生態 / 群集生態 / 初期生活史 / 生態系影響評価 |
研究成果の概要 |
水温上昇によって、親エビのふ化成功率が低下する種がみられた。幼生の生残と発育に必要な餌料環境、および適正な塩分と水温環境には種間差があった。低塩分で植物プランクトンが豊富な内湾的環境に適応した種から、高水温・高塩分の夏季外洋環境に適応した種まで認められ、幼生の環境適応は海洋における分散能力を規定していた。今後、温暖化による水温上昇によって幼生期の分散範囲が変化し、個体群の絶滅機会が増える種の存在が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヌマエビ類の繁殖条件、およびヌマエビ類とオニヌマエビ類幼生の適正飼育条件を解明した。また、両側回遊型ヌマエビと陸封型ヌカエビ幼生の環境適応を比較し、ヌカエビ幼生の貧栄養環境への適応を明らかにした。これは、両側回遊型から陸封型コエビ類への適応進化に関する仮説を支持する初めての実データである。また、本研究の成果によって観賞用のコエビ類の人工繁殖が可能になり、野外個体群の保全に貢献するものである。
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