研究課題/領域番号 |
17K00589
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境影響評価
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研究機関 | 有明工業高等専門学校 |
研究代表者 |
山口 明美 有明工業高等専門学校, 技術部, 技術専門職員 (90399262)
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研究分担者 |
平野 将司 熊本高等専門学校, 拠点化プロジェクト系先端研究コアグループ, 准教授 (20554471)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 発生影響評価 / パスウェイ解析 / 発生影響 / 環境 |
研究成果の概要 |
発生や成長途中の生物は成体よりも化学物質暴露の影響を受けやすいが,理由は明らかではない.ナノ秒という極短時間に数キロボルトの電圧を魚類受精卵にかけることで,胚に影響を与えることなく膜の透過性を高め外部から物質を容易に取り込ませることができる.この方法でビスフェノールA,ベンゾピレンまたはワーファリンをメダカ受精卵に導入し調査した結果,それぞれの物質で発生異常の顕在化に関連するパスウェイがあることが分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化学物質暴露による発生への影響が懸念されているが,調査するための簡易な方法がない.メダカは飼育や観察しやすい透明な受精卵が容易に採取できる.導入した物質により,心臓の形態異常や血管形成不十分になるなど,異なる影響がみられた.また,メダカ卵の発生影響が現われる際に発現変動する遺伝子のグループがあることが分かった.本研究で用いた独自の方法は化学物質の発生への影響を調査するために有用であると考えられる.
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