研究課題/領域番号 |
17K00599
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境負荷低減
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研究機関 | 大阪大学 (2019) 九州大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
岡崎 利彦 大阪大学, 医学部附属病院, 特任准教授(常勤) (90529968)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 核酸分解 / ガス滅菌 / 作用機序 / エンドトキシン / 最適化 / 実用化 / 有効成分特定 / 最適化効能評価 / 生物学的安全性評価 / 核酸分解機器 / ガス滅菌機器 |
研究成果の概要 |
我々は従来の滅菌技術の課題克服を目的に、新しい滅菌システムとしてメタノールを原材料とし触媒法による混合ガス発生装置を開発し、有効性の評価及びその実用化研究を推進してきた。本研究期間においては、有効性に寄与する分子種の特定に至り、これらが相乗効果として核酸分解に寄与している事を明らかにした(特許申請)。今後は水溶性カートリッジなどのより小型で安価な身近なデバイスの供給への弾みがついた。更に、新たな機能として常温化でのエンドトキシンの低減化効果が確認され、常温化でのガス様式によるエンドトキシンの低減化技術としては世界初の革新的なデバイス開発につながる可能性が見えてきた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、人類は非常に強力な微生物(細菌、ウイルスなど)を死滅させる手段を新たに手に入れる事ができるようになる。豚コレラや0-157、さらには近年の世界的混乱を引き起こした新型コレラウイルス(COVID-19)など微生物汚染による被害は、社会全般に及ぼす甚大な健康被害の面からも杞憂すべき重要な問題となっている。これらの現場では対応が難しかった課題に対し、きわめて有効に対処出来る事が期待され、その応用範囲は多岐に及ぶ。学術面においても、再生医療を支える細胞製造施設の無菌管理への大きな貢献が期待される。
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