研究課題/領域番号 |
17K00600
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境負荷低減
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
朝倉 宏 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(環境), 准教授 (00391061)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 災害発生土砂 / 木くず / 分解 / 堆肥化 / 窒素 / 木材腐朽菌 / 酸素消費速度 / 窒素源 / 硝酸塩 / 木材 / 災害廃棄物 / 分別土 / 有機炭素削減 / アンモニア性窒素 |
研究成果の概要 |
本研究では,分別土を土木資材として有効利用するために,堆肥化と木材腐朽菌による木くずの生物分解法に着目した有機炭素削減方法を開発した。木の堆肥化時には適切な窒素量を添加すれば堆肥化が速まるはずである。一部では,窒素添加により木質分解が促進されることが分かった。木材腐朽菌が繁殖するのに最適な条件は,培養温度30℃,含水率60%であることが示された。また,窒素添加した試料ほど分解速度は低下し,木材腐朽菌の繁殖に硝酸塩は不適切であることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
木材腐朽菌による木質分解を促進する条件が分かったことは,実際の土壌中の分別土分解の実用化につながることであり,学術的に意義がある。分別土リサイクル時の環境保全のための有機炭素含有量上限基準の目安はあるものの,基準を超過する分別土は存在する。最終処分されて廃棄物埋立地の残余容量を消費することは,最終処分量削減の国の方針から逆行している。本研究成果から,分別土から木くず等有機炭素を削減可能であり,これによって分別土の有効利用が広がれば最終処分量の削減が可能である。
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