研究課題/領域番号 |
17K00606
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境負荷低減
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研究機関 | 新居浜工業高等専門学校 |
研究代表者 |
早瀬 伸樹 新居浜工業高等専門学校, 生物応用化学科, 教授 (00311100)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | スルファニル酸 / スルホン化芳香族アミン化合物 / 亜硫酸 / 微生物分解 / 芳香族アミン化合物 / スルホン化芳香族アミン / 亜硫酸イオン / 水質汚濁・土壌汚染防止・浄化 / 応用微生物 |
研究成果の概要 |
スルファニル酸を分解する2株の微生物を分離した。624S株はスルファニル酸を分解し亜硫酸イオンを培養液中に放出した。一方、624L株はスルファニル酸を利用できなかった。624S株と624L株を混合培養すると亜硫酸は蓄積せず、スルファニル酸の分解が促進された。624S株は亜硫酸を酸化する能力を持たず、624L株は亜硫酸を酸化する能力を有していた。更に、亜硫酸を酸化するマンガンを添加すると、624S株によるスルファニル酸の分解速度を向上させることができた。これらの結果から、624L株やマンガンにより亜硫酸を酸化除去することにより、スルファニル酸の分解を促進できることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難分解性で発がん性及び毒性の懸念されるスルホン化芳香族アミン化合物や環境中に多量に放出されているアルキルベンゼンスルホン酸等のスルホン化化合物を分解すると亜硫酸イオンが副生する。この亜硫酸イオンは微生物等の増殖阻害活性を有することより、この亜硫酸イオンを硫酸イオンに酸化除去し、スルホン化化合物の微生物分解を促進し、環境汚染を改善することに学術的、社会的意義がある。
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