研究課題/領域番号 |
17K00630
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境材料・リサイクル
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
村山 憲弘 関西大学, 環境都市工学部, 教授 (90340653)
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研究分担者 |
林 順一 関西大学, 環境都市工学部, 教授 (60247898)
松岡 光昭 関西大学, 環境都市工学部, 助教 (00778160)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 鉄鋼スラグ / 有効利用 / 有害陰イオン / 排水処理 / 汚染土壌処理 / 陰イオン除去材 / 陰イオン交換体 / リサイクル / 有害陰イオン種 / オキソ酸陰イオン / LDH / 層状複水酸化物 / 再資源化 / 水質浄化 / イオン交換体 / 土壌浄化 |
研究成果の概要 |
鉄鋼スラグの有効利用の観点から、鉄鋼スラグを出発原料に用いて陰イオン除去材として利用できる層状複水酸化物(以下、LDHと略記)の合成を行った。得られたスラグ由来LDHを用いて、希薄水溶液中のヒ素やホウ素、クロム、セレンなどの除去を行った。本研究で得られたスラグLDHは、水溶液中の有害陰イオン種に対して優れた除去能を示すことがわかった。一連の研究結果から、条件を上手く設定することにより、排水処理での陰イオン除去材や汚染土壌処理での陰イオン固定化材のような環境浄化材に適用できる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鉄鋼製造過程で大量に副生する鉄鋼スラグ(高炉スラグや製鋼スラグ)に対して、安定した需要が見込める新しい再資源化技術の開発が望まれている。本研究では、いくつかの鉄鋼スラグから陰イオン交換体である層状複水酸化物(LDH)を合成する方法、ならびにそれらを環境浄化の分野で利用する方法について検討を行った。得られた一連の研究結果から、ヒ素やホウ素、クロム、セレンといった水溶液中で陰イオン種を形成する有害物質の除去材としての利用。土壌中に含まれる上述の有害陰イオンの固定化に適用できる可能性が示された。
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