研究課題/領域番号 |
17K00633
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境材料・リサイクル
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研究機関 | 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
砂田 香矢乃 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所, 光触媒グループ, 研究員(任期有) (20311433)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | モリブデン酸化物 / 抗ウイルス活性 / 可視光応答型光触媒 / 金属酸化物 / 酸化モリブデン / 酸化チタン / 抗菌・抗ウイルス活性 |
研究成果の概要 |
生活環境の中に存在する感染症リスクの低減を目指して、金属酸化物を中心に高い抗ウイルス活性をもつ材料の探索・作製を行った。7種の金属酸化物についてバクテリオファージを対象に抗ウイルス活性評価を行なったところ、モリブデン酸化物であるMoO3が高い抗ウイルス活性をもつことを明らかにした。また、MoO3のもつ高い抗ウイルス活性を活かして、新規な可視光応答型光触媒材料が作製できないかと、酸化チタンとモリブデン酸化物を組み合わせた材料(Mo/TiO2)を浸漬法にて作製したところ、可視光応答性をもちながら、高い抗ウイルス活性を示すという新たな知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
銅や銀などのイオンの抗菌・抗ウイルス活性については、多くの知見があるが、水に不溶の固体金属酸化物の抗ウイルス活性についての知見は、これまでにあまりなく、モリブデン酸化物に高い抗ウイルス活性があることを新たに見出した。また、モリブデン酸化物を使った新規の可視光応答型光触媒を作製できたことも、新規性が高い。さらに、新型コロナウイルスによる感染症が問題となっている社会に対して、新しい材料の提案ができた点においても、意義深いと考えられる。
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