研究課題/領域番号 |
17K00642
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境リスク制御・評価
|
研究機関 | 独立行政法人国立科学博物館 |
研究代表者 |
田島 木綿子 独立行政法人国立科学博物館, 動物研究部, 研究主幹 (00450635)
|
研究分担者 |
和田 敏裕 福島大学, 環境放射能研究所, 准教授 (90505562)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 放射性物質 / セシウム / ストランディング / 鯨類 / 福島原発 / 東日本大震災 / イルカ / クジラ / 放射性セシウム / ハクジラ類 / 134セシウム / 137セシウム / 甲状腺 / 精巣 / スナメリ / 保全医学 / 影響評価 / 放射線 / 原発 / 病理 / 汚染 / 福島 / 震災 / 環境リスク制御・評価 / 海洋生態 / 環境保全 / 海洋保全 |
研究成果の概要 |
東日本大震災時に福島原発から流出した放射性物質の海洋生物の被曝状況とリスク評価を漂着鯨類を用いて体系的アプローチを実施した。放射性セシウムCs-137はコントロール数個体からも検出されたが、これは主に1950年代以降の大気圏内核実験に伴うCs-137との解釈ができ、実際魚類でも震災前にCs-137が0.数ベクレル程度日本沿岸で検出されている。しかし今回は半減期の短いCs-134も震災後個体から検出され、特に沿岸性スナメリで高値を示した。福島原発由来の放射性セシウムが野生鯨類に蓄積していることが示され、その値が経年的に低下してたこともこれを支持し、その実効生態学的半減期は338日数と算出された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東日本大震災時に福島原発から流出した放射性物質の海洋生物の被曝状況とリスク評価を漂着鯨類を用いて体系的アプローチを実施した。放射性セシウムCs-137(半減期30.1年)が22個体、Cs-134(半減期2.06年)が9個体から検出され、特に沿岸性スナメリで高値を示した。これは、福島原発由来の放射性セシウムが野生鯨類に蓄積していることが示され、その値が経年的に低下してたこともこれを支持し、その実効生態学的半減期は338日数と算出された。
|