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塩生湿地植物における東日本大震災後の景観遺伝学的解析と保全策の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17K00644
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 自然共生システム
研究機関東京大学

研究代表者

大林 夏湖  東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任研究員 (20448202)

研究分担者 程木 義邦  京都大学, 生態学研究センター, 特定准教授 (60632122)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2018年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード保全遺伝学 / 東日本大震災 / 塩生湿地植物 / オオクグ / SSR解析 / 集団遺伝構造
研究実績の概要

平成30年度は昨年度採集した標本サンプル整理、DNA抽出のための下処理を行った。またOhbayashi et al (2008, 2017)のオオクグ7遺伝子座の核マイクロサテライトマーカーについてMultiplex PCRの検討を行い、より簡便で安価なPCRを行うための手法改良を行った。さらに、福島大学資料研究所所蔵のオオクグの貴重な東日本大震災津波前の標本をご提供いただけることとなり、これらからのDNA抽出の検討を行った。
Ohbayashi et al (2008)のマイクロサテライトマーカーでは、遺伝的多様性解析に使用する複数の遺伝子で断片長の長短の差異が存在している。これらのことから1回のPCRで複数の遺伝子座を同時に増やすことが可能かどうか手法検討を行った。その結果、3遺伝子座についてはMultiplexが可能であったため、今後の解析ではこの手法を取り入れることとした。また、新手法を使用することによる断片長の変化の補正は、2008年に採取した島根県・大橋川個体群の遺伝子型が異なる旧手法での既知の断片長を用いて補正を行い、今後のStructure解析に使用する予定である。
福島大学資料研究所所蔵の津波前の貴重な標本については、通常のCTAB法でのDNA抽出を行い、MigSeq解析で使用する1st PCRプライマーでの増幅を試みたが、長い増幅DNAを得ることが難しかった。これは乾燥標本であること、また古い標本は50年以上前のものであることに起因すると考えられ、別手法の適用が必要であることが明らかになった。また、これらの標本抽出DNAについて上記MultiplexでのSSRマーカーによる増幅を試みる予定である。

報告書

(2件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] A massive tsunami promoted gene flow and increased genetic diversity in a near threatened plant species2017

    • 著者名/発表者名
      Kako Ohbayashi, Yoshikuni Hodoki, Natsuko Kondo, Hidenobu Kunii, Masakazu Shimada
    • 雑誌名

      Scientific Reports

      巻: 7 号: 1 ページ: 10933-10933

    • DOI

      10.1038/s41598-017-11270-5

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2019-12-27  

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