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在来種の排除を伴わない移入種定着の影響 :資源分割を介した生産構造の改変

研究課題

研究課題/領域番号 17K00646
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 自然共生システム
研究機関愛媛大学

研究代表者

井上 幹生  愛媛大学, 理工学研究科(理学系), 教授 (10294787)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード移入種 / アマゴ / イワナ / 資源分割 / 捕食 / サケ科魚類 / 種多様性 / 食物網
研究成果の概要

本研究では、四国の河川において移入種であるイワナと在来種であるアマゴが資源分割により共存することによって両種の総生産量が高まるかどうかについて検討した。アマゴは単独の場合よりもイワナと共存する場合の方が成長量が高いことが示された。これを反映して、統計的には有意ではないものの、総生産量は共存域で高くなる傾向が見られた。今回の結果により、類似した種間での資源分割が総生産を高める可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

移入種による在来種の排除など、移入種が在来生物群集に与える際立ったインパクトは数多く報告されているが、実際には、移入種が在来種を絶滅させてしまう例よりも、在来種を排除せずに共存する例の方が圧倒的に多い。このような、より普遍的に見られる移入種と在来種の共存が生物群集に及ぼす影響に着目することは、現実的な移入種管理を行う上で重要である。また、資源分割による共存が生産性を高める可能性を示唆した本研究は、移入種問題のみならず種多様性の生態的機能評価という側面においても新たな知見を提供するものである。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2017

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 自然条件下におけるイワナによるアマゴ当歳魚の捕食2019

    • 著者名/発表者名
      大久保征・篠原拓馬・井上幹生
    • 学会等名
      日本魚類学会2019年度年会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 仁淀川水系黒川源流域におけるアマゴとイワナの移動と成長2017

    • 著者名/発表者名
      篠原拓馬,奥谷孝弘,市守大介,井上幹生
    • 学会等名
      日本魚類学会2017年度年会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 仁淀川水系黒川源流域における移入イワナの侵入状況2017

    • 著者名/発表者名
      永吉雅希,市守大介,奥谷孝弘,末國仙理,竹林佑記,井上幹生
    • 学会等名
      日本魚類学会2017年度年会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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