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里山林を対象とした一時的水域における落葉の分解過程

研究課題

研究課題/領域番号 17K00652
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 自然共生システム
研究機関近畿大学

研究代表者

河内 香織  近畿大学, 農学部, 講師 (50423984)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード水生昆虫 / 細流 / 落葉分解速度 / 源流部 / 有機物分解 / 落葉分解 / 一時的水域 / 破砕食者 / 小渓流 / 分解速度 / 渓流 / バクテリア群集 / 分解の場所 / 次世代シークエンサー / ゲノム抽出 / 有機物 / 微生物 / 分解過程 / 水生生物
研究成果の概要

河川最上流部では、森林から落下した落葉は林床や細流に多量に供給され、降雨によって陸域と水域が頻繁に入れ替わる。本研究はこの一時的水域を対象として分解実験を行った。その結果落葉の分解速度および分解に関わる無脊椎動物群集は、落葉の分解が進行する場所や順番によって異なることを明らかにした。また、里山林内の陸上の落葉・半陸上(水流に近く湿った土壌)の落葉・陸上の土壌・水中の落葉・水中の落枝の5基質に見られる菌叢を次世代シークエンサーを用いて特定し各菌叢の特色について検討した。多様なバクテリア群集が解読され群集構造は基質によって異なった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

森林は世界の陸上面積の約 3 割を占める最も一般的なバイオームで,その一次生産のうちの9 割が腐食連鎖に移行する。日本国内には広く温帯林が分布しており,森林上部から落下する落葉や落枝(リター)量は多い。森林を流れる河川最上流部の細流は、降雨の影響を受け同じ場所が陸域や水域に変化する一時的水域である。このような場所での落葉に分解に関する知見は乏しい状況下で、開発や人工構造物の設置が行われていることが多い。本研究は森林内の一時的水域における落葉の分解速度と分解に関わる生物、およびバクテリア叢を明らかにし、河川最上流部の有機物分解のシステムの解明の一端を担った。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 里山林を対象とした一時的水域における落葉の分解課程2019

    • 著者名/発表者名
      河内香織、小林誠、東田昌悟
    • 雑誌名

      昆虫と自然

      巻: 54 ページ: 27-28

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [雑誌論文] 近畿大学奈良キャンパス内二次林を流れる細流周辺からマレーズトラップで採集された昆虫の年間記録~水生昆虫と陸生昆虫における比較~2019

    • 著者名/発表者名
      小林 誠、河内 香織
    • 雑誌名

      近畿大学農学部紀要

      巻: 52 ページ: 65-74

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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