研究課題/領域番号 |
17K00664
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
持続可能システム
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
大土井 克明 京都大学, 農学研究科, 助教 (90372557)
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研究分担者 |
楠田 啓 京都大学, エネルギー科学研究科, 准教授 (90169988)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | メタン発酵 / 資源循環 / 消化液 / 液肥 / エネルギー作物 / 前処理 / バイオマス |
研究成果の概要 |
メタン発酵消化液を液肥として利用しエネルギー作物を栽培した。施用量を変化させ収量に与える影響を調査したところ1平方メートルあたり15リットルまで収量が増加することがわかった。1回目の収穫後の追肥が2回目の収量増加に有効であるがトータルの施肥量は同じで良いことが明らかになった。エネルギー作物を原料としたメタン発酵の前処理方法として、熱処理、アルカリ処理、熱アルカリ処理を行い、熱アルカリ処理で1.4倍のガス収量となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本国内でのメタン発酵消化液の液肥利用は北海道と九州を除いては全量を利用することが困難であった。その理由は水稲以外で液肥の需要がほとんどないためである。本研究では耕作放棄地でのエネルギー作物栽培に消化液を利用することで、消化液の液肥利用期間を拡大し、収穫した植物体をメタン発酵の原料として利用する地域内の小さな資源循環を構築することができた。栽培面積当たりの最大バイオガス収量を明らかにし、また、施用についても検討し、単位面積当たり水稲の3倍程度理王できることが明らかになった。これにより、メタン発酵施設の効率的な運用が可能になる。
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