研究課題/領域番号 |
17K00690
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境政策・環境社会システム
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
阿部 新 山口大学, 国際総合科学部, 教授 (30436745)
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研究分担者 |
布施 正暁 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 准教授 (70415743)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 廃棄 / リユース / リサイクル / 自動車 / モータリゼーション / 静脈産業 / 2輪車 / 中古車 / 中国 / 静脈市場 / 廃棄物 / 中古品 |
研究成果の概要 |
経済発展とともに,廃棄の構造も変わりうる.本研究は,新興国・途上国の現状を視野に入れつつ,先進国の廃棄構造の発展経路の比較により,その規則性を検討するものである.初期の段階では,新品の過当販売競争が進む中で,リユース,リサイクル市場のルールの未整備により,混乱が起こりうる.その後,品質保証や査定基準の設定などの市場の健全化の方向に修正される.また,廃棄の増大とともにリユース市場の空間的拡大がなされるが,人口の多い都市部および近郊への移動が多く,再生資源や廃棄物とは異なる移動であることを指摘できる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,経済発展とともに廃棄が増大する中,新興国・途上国が先進国の辿った道を歩むかどうかを探求するものである.そこには市場ルールの未整備,不十分な産業育成などの課題が示されるが,それらの明示化により,新興国・途上国の問題への対応,先進国の支援の方向性に示唆を与えることができる(社会的意義).また,大量廃棄はかねてから問題視されたが,それがどのように形成され,修正されたかは十分に整理されておらず,動態的な視点を持った新たな大量廃棄の議論に繋げることができる(学術的意義).
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