研究課題/領域番号 |
17K00709
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
植田 憲 千葉大学, デザイン・リサーチ・インスティテュート, 教授 (40344965)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | デザイン / 地域資源 / 地域振興 / 地方創生 / 文化財 / デジタル造形技術 / 歴史的造形資源 / 3D / 歴史的造形 / 持続可能 / 地域活性 |
研究成果の概要 |
本研究は、地域社会が有する歴史的造形物の形状データとその情報を取得・保存するとともに積極的に活用することにより、持続可能な地域活性化を図るデザイン手法を導出することを目的としたものである。具体的には、歴史的造形資源の造形を2D/3Dデジタル造形技術を駆使してデジタル化するとともに聞き取り調査を実施しアーカイブ化することに加え、地域の生活者とともにそれらを活用する実践を通して、生活者が担い手となった内発的地方創生が促進される体制づくりを行った。なお、主な対象地域は千葉県・神奈川県とし、特に、今日、当該地域において生活者の関心の及ばぬうちに潜在化する傾向にある木彫、織物・染物等を取り上げた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域社会において共有されてきた木彫や織物・染物等の歴史的な造形資源は、急速な近代化が進む今日の生活において潜在しているものが少なくない。しかしながら、それらは、いずれもが当該地域の生活者らが長い時をかけて構築してきたものである。本研究においては、千葉県、神奈川県に存在する歴史的造形資源の造形を2D/3Dデジタル造形技術を駆使してデジタル化し、生活者らと共有する実践を行った。その結果、その過程において、地域社会において文化資源を顕在化する機会創出につながり、生活者が担い手となった内発的地方創生が進展する端緒となり得ることを見出した。 今後の内発的地方創生の一つのあり方を指し示すことができた。
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