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ものづくり立国・日本の新成長に資する日本美「侘び」を表現する工業デザイン造形研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K00720
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 デザイン学
研究機関九州大学

研究代表者

杉本 美貴  九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (00635047)

研究分担者 森田 昌嗣  九州大学, 未来デザイン学センター, 特任教授 (20243975)
曽我部 春香  九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (50437745)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード侘び / 日本美 / プロダクトデザイン / ユーザインターフェース / インダストリアルデザイン / 日本の美意識 / 造形 / UI / 美意識 / ユーザーインターフェイス / スタイリング / デザイン / 工業製品 / 作為
研究成果の概要

本研究は、現代の工業製品の外観デザインにおいて「侘び」の美意識を表現する造形手法を導出することを目的に研究を行なった。そのために,侘び茶の完成者である千利休が茶事において重視した作為と,彼が好んだとされる茶道具の造形特徴に着目し、侘びの美意識を表現する造形手法を導出した。
次に導出した要件に基づき、事例となる工業製品の外観とUIデザインを創出し、有識者へのインタビュー調査と、ユーザへのアンケート調査を行った結果、本作品によって導出した造形手法を利用することで工業製品の外観だけでなく、侘びとは結びつきにくいイメージがあるUIデザインでも侘びの美意識を表現できることが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

工業製品での日本の独自性が失われ、国際競争力が低下してきているが、その解決策の一助として、工業製品において日本の美意識を表現することで日本の独自性が発揮され、日本成長に貢献できると考える。そこで本研究では日本の代表的な美意識の一つであり海外でも認知度が高い「侘び」の美意識に着目し、工業製品の外観デザインだけでなく、侘びとは結びつきにくいイメージがあるUIでも「侘び」の美意識が表現できる造形手法を導出した。また、一般的に侘びとは冷え枯れた、寂びた風情のものと認識されることが多いが、本作品では必ずしもそうした風情でなくとも侘びを表現できることを明らかにした。

報告書

(7件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2020 2019

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 「侘び」の美意識を表現した工業製品およびUIデザイン2023

    • 著者名/発表者名
      杉本美貴, 城川真実
    • 雑誌名

      日本デザイン学会 デザイン学研究 作品集

      巻: 28

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「侘び」を表現するための造形手法に関する研究2019

    • 著者名/発表者名
      杉本美貴,城川 真実, 大久保 爽一郎
    • 雑誌名

      デザイン学研究

      巻: 66 号: 2 ページ: 2_49-2_56

    • DOI

      10.11247/jssdj.66.2_49

    • NAID

      130007772885

    • ISSN
      0910-8173, 2186-5221
    • 年月日
      2019-09-30
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 日本の美意識を表現するUIデザイン研究2020

    • 著者名/発表者名
      城川真実、杉本美貴
    • 学会等名
      日本デザイン学会会第5支部
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2024-01-30  

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