研究課題/領域番号 |
17K00721
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
平井 康之 九州大学, 芸術工学研究院, 教授 (10336084)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | ユニバーサル / ミュージアム / インクルーシブ / ユーザー参加 / 障がい者 / 人間中心デザイン / 博物館 / アクセス / デザイン / 障害 |
研究成果の概要 |
ユニバーサルミュージアムは、来館だけではなく運営も含め、多様なステークホルダーが包摂されるミュージアムである。多様な市民と博物館が、お互いの人間性を尊重するインクルーシブな視点に立ち、単に障がいを取り除くという解決策ではなく、お互いの関係を深めるデザインを社会実装することであることが示唆された。 多様な来館者と博物館の双方向性については、当事者側の多様なリテラシーに寄り添う解決策が必要であることが示唆された。その視点から国立民族学博物館では、当事者とともに触地図デザインを開発し社会実装を行なった。運用プログラムについては福岡市科学館でユニバーサルミュージアムの職員研修と接客マニュアルを作成した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ユニバーサルミュージアムは、ユニバーサルデザインの展示デザインへの応用と考えられがちである。しかし本研究ではソーシャルインクルージョンとして館全体が社会課題として取り組むのがユニバーサルミュージアムであり、多様な来館者の環境面の物理的アクセスから、情報面を含む知覚鑑賞までトータルな来館者サービスの視点で策定されなければならない課題であると考えるに至った。本研究はその考えを、博物館における実践的な研究として行ったことに社会的意義がある。
|