研究課題/領域番号 |
17K00723
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 高崎経済大学 |
研究代表者 |
黒川 基裕 高崎経済大学, 地域政策学部, 教授 (30363774)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | プロダクトデザイン / 商品企画 / 製品開発 / 東南アジア / クリエイティブ産業 / ローカライズ / デザイン管理 / 産業人材育成 / 産業デザイン / 産業人材 |
研究成果の概要 |
本研究は、企業の海外展開において現地市場への適応のために必要な製品ローカライズの手法を検討している。ローカライズ手法の一般化研究は進展しておらず、各社とも新製品投入毎に大きなコストが生じている。本研究は、1.ローカライズ経験の蓄積、2.各国の消費者特性の抽出、3.ローカライズのための商品企画手法の開発に取り組んでいる。 東南アジア5カ国の調査では、国別の消費者嗜好を導いた。また、無煙クッキングストーブ普及プロジェクトを活かして、BOP製品の商品企画手法にも取り組むことができた。ここでは、より精緻な製品ローカライズのためのField Based Developmentという手法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日系企業のローカライズ活動は、その時々の担当者の裁量や一般的な市場調査による情報に依拠していた。しかし、この手法はビジネスモデルとして揺らぎが大きく成果も安定しない。このことが、海外進出コストの増大や遅延に繋がり、国際競争力に影響を与えている。途上国市場は、いまや国内市場を上回る存在であり、ローカライズによって当該市場の消費者に寄り添うこともなく参入できる時代ではない。 本研究の成果は、東南アジア諸国の嗜好性の違いを顕在化させており、各国の市場にアプローチする企業のローカライズ活動に貢献できる。また、依然として参入が遅れているBOP市場への進出についても、独自の商品企画手法を提供している。
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