研究課題/領域番号 |
17K00733
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 武蔵野美術大学 |
研究代表者 |
高山 穣 武蔵野美術大学, 造形学部, 准教授 (50571907)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | デザイン設計支援 / コンピュータグラフィックス / 装飾 / L-system / アルゴリズム / 切子 / 組子 / CG / 伝統工芸 / グラフィックス / プロシージャル / L-System / デジタルファブリケーション / 数理造形 / 3Dプリンタ |
研究成果の概要 |
本研究課題は複雑な装飾文様をアルゴリズム化してデザイン設計支援に応用することを目的としたもので、特にここでは日本の伝統工芸に見られる装飾に着目した。具体的には切子や組子に見られる幾何学的な文様を取り上げ、これらの文様の再現技法として、CG分野で主に植物の成長シミュレーションに用いられるL-systemという技法を用いることとした。結果として、L-systemの簡潔なルールの記述で伝統的に正確な文様を再現することに成功し、さらに文様の生成過程も動的に表現できることが確認された。最終的に得られた成果を応用して審美的なアート作品を制作し様々な分野への展開の可能性を探った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題は伝統装飾のデザイン設計支援を目的としたものであるが、その成果として実現したL-systemによる装飾再現技法は、将来的に伝統文化の継承や発展のために貢献できる可能性が高いことが判明した。また、装飾を動的に生成できる技法であるため映像コンテンツとの親和性が高く、特に本課題で制作した審美的なアニメーションは国内外で高い評価を得た。このようにデジタルアートから伝統文化の保護まで様々な応用が期待できる点で意義があると考える。
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