研究課題/領域番号 |
17K00740
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
望月 茂徳 立命館大学, 映像学部, 准教授 (00454504)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | インタラクティブ / ケア / メディアアート / 障害者 / インクルーシブ / インタラクティブメディア / インクルーシブデザイン / 高齢者 / ユーザーインターフェース / 情報デザイン |
研究成果の概要 |
ケアにおける社会的支援においては、障害者や高齢者の身体機能に対する「身体のバリア」を克服することだけでなく、社会に参画しようとする意欲を引き出し、健常者にも積極的な関心を喚起するための「意識のバリア」も同時に克服する体験デザインの開発が必要であり、本研究課題で行ったインタラクティブメディア開発の主な利点の一つは、障害のある人とない人の両者に対応した、創造的体験とインターフェイスの設計を適応的に行うことが可能な点にあり、情報技術と連動した体験型コンテンツとして多様な利用者を巻き込み、意識付けをしていくことが可能であることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2015年に国連で採択された行動指針であるSDGs(Sustainable Development Goals)においては、超高齢社会や障害者、移民等を含むすべての人々が心身ともに健康であり、コミュニティから取り残されることのない包摂的な社会の形成支援の確立が喫緊の課題である。国際生活機能分類(ICF)では「身体的、娯楽的、社会的生活の観点から個人が参加できているか」が重視されており、単なる運動機能的な支援だけでなく、心理的・意識的な側面の支援も課題になっている。本研究成果は、情報技術と連動した創造的体験によってこれらの課題の解決や意識のバリアを軽減させる意義を有する。
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