研究課題/領域番号 |
17K00744
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 久留米工業大学 |
研究代表者 |
東 大輔 久留米工業大学, 工学部, 教授 (20461543)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 航空宇宙工学 / デザイン / 地面効果翼機 / 航空機デザイン / 次世代モビリティ / 飛行安定性 / 地面効果 / 離島交通 / 海洋交通 / 航空サービス / 航空交通 / 境界層制御 / 航空機 / 空力 / 制御デバイス / 自律運転 / 翼 / 揚抗比 / 小型航空機 / エアロダイナミクス / プロダクトデザイン / 空力デザイン / 飛行安定 |
研究成果の概要 |
離島の海洋交通手段として実用化が期待される地面効果翼機について、未来的でありながら高い空力性能も有する先鋭的な機体デザインの研究を風洞試験と空力シミュレーションを用いて行った。機体全体を翼のような形状でデザインしたリフティングボデーを基本とし、さらに翼下面の圧力上昇と地面効果を効率よく得る目的で主翼を前進翼形状とし、さらに水平垂直尾翼を機体前方に配置することで先鋭的なデザインと飛行安定性を両立する地面効果翼機デザインの方向性を見出すことができた。また、国内および海外の現地調査を行い、地面効果翼機を用いたビジネスモデルと事業戦略の検討も行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
四方を海に囲まれた我が国には空港を持たない離島が多数存在し、そこに暮らす人々は通院、通勤、通学で主に船舶を利用している。船舶での移動は航空機の5倍以上の時間を要することから、船舶よりも速く、航空機のように空港を必要としない地面効果翼機の実用化が期待されており、本研究では実現可能性のあるシンプルなデザインと、飛行安定性を高い次元で融合した先鋭的な地面効果翼機のデザインの方向性を見出すことができた。さらに、国内外のフィールド調査を実施し、自走可能なビジネスモデルの検討と事業戦略の検討を行うことができた。本サービスが実用化されれば、離島に暮らす人々のQOLを大きく高めることが可能と考える。
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