研究課題/領域番号 |
17K00757
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
森田 美佐 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 教授 (20403868)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ジェンダー平等 / 家庭生活 / ジェンダー / 女性と労働 / 男女共同参画 / 女性 / 活躍 / 男性 / 子育て / 女性活躍 / 家族的責任 / 仕事 / 子ども / 幸福 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、働く女性のみならず、男性も子どもも“幸せ”になる職場の女性活躍はどうすれば実現するのかを、個人と家庭生活の質向上を目指す家政学とジェンダー研究から明らかにすることである。主な結果は以下の通り。第1に、働く女性は仕事と家庭の両立やキャリアを考えてはいるが、仕事を重視して就労する傾向にある。その選択は、女性だけでなく男性や子どものウェル・ビーングを豊かにしない。第2に、働く女性が労働条件を話せるつながりは、職場のジェンダー平等に向けて女性が行動を起こすための重要な要素である。第3に、働く女性が学生時代に生活設計やジェンダーを学ぶことや仕事の満足意識をもつことも欠かせない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
女性の活躍を進めるためには、経済における女性差別の撤廃はもちろん、ワーク・ライフ・バランスを含め、働き方改革の推進も必要とされてきた。加えて女性のキャリアアップを後押しする機会や昇進を促すための取り組みも提案されてきた。 しかしこれらだけを「女性の活躍」とするのであれば、男性の働き方は変わらない。女性が学生時代から長期的な職業キャリアについて考えたり、男性が身の回りにおいて生活的自立を果たしたりすること等を通して、職業労働と家庭生活が対等に尊重されることの意味や意義を、働く女性が率先して社会に問いかけ、男性とともに行動していくことも欠かせない。
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