研究課題/領域番号 |
17K00774
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 甲南女子大学 |
研究代表者 |
木下 裕美子 甲南女子大学, 文学部, 講師 (70434644)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | フランスにおける保育の担い手 / 保育教育の福祉化 / 保育職のキャリア / 大学教育との乗り入れ / フランス / ソーシャルワーク高等専門教育機関 / 保育者養成制度改革 / 国際学術交流 / 大学との連携 / 海外実習 / 保育 / 国際交流 / 保育・子育て |
研究成果の概要 |
本研究は、フランス社会における子どもにとっての保育のあり方について、保育目的と内容、方法に焦点をあて、保育や保育者養成制度に関する法令を整理し、養成校の教員へのインタビュー調査を通じて手がかりを探った。明らかになったのは以下である。1.再福祉化 2.養成内容の均一化と養成教員のヒエラルキー化 3.幼児教員(EJE)の保育現場からの退行 4.個々の養成学校のイニシアティブによる保育・ソーシャルワークの国際学術教育ネットワークの活性化 5.保育ママ研修との非連続性 である。今後の課題は、本研究で明らかになったこれらの動向をもとに、ヨーロッパレベルでの保育の統一化と個別性について検討することである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フランスにおける保育制度の仕組みや実態に焦点をあてた研究は蓄積されている。一方で、その担い手の養成に関する情報が不足している。本研究では、保育者養成制度の内容とその変革に焦点をあて、子どもにとっての保育の目標とその特徴の一端を明らかにした。保育者養成教育の国際化や保育研究のグローバル化が進展する中、ヨーロッパにおける方向性と調整のあり方について、フランスを例に示唆を提供しうるものと考える。
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