研究課題/領域番号 |
17K00776
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 福岡工業大学 |
研究代表者 |
佐竹 純二 福岡工業大学, 情報工学部, 准教授 (60392726)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 見守りシステム / 状態推定 / 移動ロボット / 呼吸推定 / Kinectセンサ / 距離画像 |
研究成果の概要 |
本研究では、環境センサと移動ロボットを連携させて人物の状態確認を行う見守りシステムの開発を行った。まず、部屋の上部に設置したカメラから得られる画像を用いて人物を発見・追跡し、姿勢情報をもとに人物の行動や状態を推定した。そして、人物が倒れるなどの異常が発生し、より詳しい状態確認が必要であると判断された場合には、移動ロボットを人物の近くまで移動させた。そして、画像から胸部領域を自動的に抽出し、人物の胸部の動きをもとに呼吸を推定した。また、実際にシステムを構築し、一連の動作を自動的に実行させることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では移動ロボットが人物に近づいて状態確認を行う見守りシステムの開発を行ってきた。ユーザがセンサを装着する方法ではないため、ユーザの負担が小さく、システムに未登録のユーザにも対応できる。また、ロボットが移動することで、従来の監視カメラなどでは計測できない詳細な情報を取得できる。さらに、環境センサと連携することで、移動ロボット単体よりも高度な観測を行える。なお、本研究が対象とする計測技術は、特に福祉・介護の分野で重要な技術であり、見守りシステムが自動化できれば人員不足の問題などを解消できる。また、詳細な状態確認が可能になれば、より安心・安全な社会を実現することができる。
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