研究課題/領域番号 |
17K00785
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衣・住生活学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
児山 祥平 信州大学, 学術研究院繊維学系, 助教 (30777818)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | THzスペクトル / 繊維状試料 / 並列配置 / 偏光 / 延伸・未延伸 / 分子構造鑑別 / THzスペクトル形状 / 延伸繊維 / 未延伸繊維 / 偏光方向 / 前処理方法 / S/N比 / 獣毛繊維 / 繊維直径 / 干渉縞 / 繊維製品 / 品質評価法 / THz分光分析 |
研究成果の概要 |
試料を凍結粉砕して粉体状で計測する従来のTHz分光分析法では繊維試料本来の分子構造情報が計測できなかったが,直径500μm以下の繊維を並列に配置することで高S/N比でのスペクトルが計測可能であった.計測の際にTHz光を偏光することで,繊維試料内の分子配向状態によってスペクトル形状が変化することも示された.以上より,赤外分光分析とTHz分光分析を組み合わせることで,分子構造も加味した繊維鑑別が可能となった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
衣類を含め繊維製品は現代の暮らしの中で必要不可欠なものであり,高機能性を有する「スマートテキスタイル」と呼ばれる繊維製品など日々新たな製品が開発・販売されている.繊維製品を販売する際にはメーカーは品質保証のため専門機関での組成検査が義務付けられているが,生産量が増大するにつれて検査機関での労力も増加し迅速な品質評価法が望まれていた.本研究結果により,前処理が簡便で分子構造鑑別が可能となったことから,検査機関での労力低減や短時間でのさらなる高精度での繊維鑑別が達成されることとなる.
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