研究課題/領域番号 |
17K00794
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衣・住生活学
|
研究機関 | 日本女子大学 (2019-2020) 大妻女子大学 (2018) 熊本大学 (2017) |
研究代表者 |
雙田 珠己 日本女子大学, 家政学部, 研究員 (00457582)
|
研究分担者 |
角田 千枝 相模女子大学, 学芸学部, 准教授 (50712337)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 運動機能障害 / 修正衣服 / 着脱動作 / 身体的負担 / 座位姿勢 / CADパターン / 生理的負担 / ズボン / 着用テスト / 衣生活 / ズボンパターン設計 / 衣服修正のガイドライン |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、筋力の弱い障害者が着脱しやすく、座位に適し立位でも外観を損なわないズボンパターンの製作である。ズボンパターン(AP)は、姿勢変化に伴う股ぐりの長さの変化量を考慮し、通常のパターン(NP)を修正し考案した。片まひのある高齢障害者6名が、両方のズボンの着脱を行った。その結果、 APは立位では腰回りにだぶつきを生じたが、座位では被験者の背中をよく覆い外観評価に問題はなかった。一方、着脱動作における所要時間、ズボンの操作回数、回旋と前屈の回数、筋活動量(%MVC)はAPがNPより少なく、APの負担軽減が確認された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、障害者と家族、介助者、医療関係者の複合的な視点から、ズボンの修正方法を検討し、着脱しやすさと着装時の外観の良さを両立するズボンパターンを作成した。座位に適し立位姿勢の外観も損なわない本パターンは、座位での仕事時間が長い健常者にも適しており、ユニバーサルデザインのズボンとして発展させることができる。 着脱動作の特徴に合わせた衣服の修正は、障害者の身体的負担を軽減する。ズボンの修正方法をガイドラインとして提示し、修正作業の効率向上と修正方法の普及に寄与したい。
|