研究課題/領域番号 |
17K00806
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衣・住生活学
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研究機関 | 大妻女子大学 (2018-2020) 湘北短期大学 (2017) |
研究代表者 |
大橋 寿美子 大妻女子大学, 社会情報学部, 教授 (40418984)
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研究分担者 |
松本 暢子 大妻女子大学, 社会情報学部, 教授 (90183954)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | コレクティブハウス / 高齢期 / 多世代共生型 / 運営方法 / 入居者選定 / 供給方式 / スウェーデン / 生活実態 / フェルドクネッペン / 共生型住宅 / 住宅運営 / 熟年コレクティブ / 住居学 / 建築計画 / 集住 |
研究成果の概要 |
現在、単身高齢者の増加に伴い自立状態の高齢期に共生する住まいが求められる。北欧の入居後25年が経つ先進事例、熟年コレクティブハウス(以下CH)「フェルドクネッペン」の生活・住運営実態調査から、高齢期まで自立して住み続けられる条件を分析した。その結果良好で安定した共生環境の継続には①長期的な課題を整理し性別や年齢構成、運営上の役割の観点からの慎重な入居者選定②住運営の組織化および運営方法のマニュアル化③運営の中心となる次代の人材育成④入居希望者を含む外部サポーターによるCH活動の支援⑤居住者相互の共助意識、が必要との知見が得られた。今後日本版の40歳以上による多世代CHの検証を行う予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国では介護が必要な人が集まって暮らす施設はあるが、元気な高齢者が自立して共に協力して暮らす住まいはほとんどみられない。また日本には現在、生活の一部を協働するコレクティブハウスがあるが、高齢期までも住み続けを希望する人が出てきているにも拘らず未だ運営のしくみは確立されていない。 そこでスウェーデンの先進事例から知見を得るべく調査した。その結果、40歳以上の人が暮らす熟年型のコレクティブハウスにおいて、共生意識を持ち体調に合わせて互いにできること行い柔軟に役割を担い合う、サポート循環がある住運営の仕組みを確認できた。今後この知見を活かして我が国の元気な高齢期の集住を検討していく予定である。
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